インソールって本当に効果あるの?院長が解説します

インソールは何が良いのか

「先生、ぼくの足ってなんかすぐ疲れるんですけど、これって普通なんですか?」

ある日、部活動を頑張る中学2年生の男の子から、こんな相談を受けました。よく歩き、よく走り、身体が急激に変化する成長期。本人が気づかないうちに、足や体に負担を抱えていることは少なくありません。

今回はそんな子どもとのやりとりを通して、「オーダーメイドインソールって何?」「本当に意味あるの?」という疑問に、柔道整復師の立場からわかりやすくお答えしていきます。

足って、そんなに大事なの?まずは知ってほしい“土台”の話

「たかが中敷きでしょ?そんなことで足が楽になるの?」

最初はそう思う方も多いかもしれません。でも、実は足の裏には体全体を支える“重要な役割”があるんです。足は地面との唯一の接点であり、歩く・立つ・走るといった動作のすべての起点になります。

院長:「君の靴、ちょっと見せてごらん。かかとの外側、すり減ってない?」

中学生:「うわ、本当だ…これってヤバいですか?」

院長:「そうだね、偏った使い方をしている証拠かも。そのままだと膝や腰にまで負担がかかってくることがあるんだよ」

実際、足のアーチが崩れたり、正しいバランスで立てていないと、疲れやすさや姿勢の乱れにつながり、パフォーマンスや集中力の低下を引き起こすこともあります。

実はプロのアスリートも“足の裏”を整えている

院長:「プロ野球の選手やサッカー選手も、実はインソールを使ってるんだよ」

中学生:「えっ、あんなスゴい人たちが?」

院長:「そう。たとえば中日ドラゴンズの小笠原慎之介選手や、JFLのサッカー選手たちも、自分に合ったインソールを取り入れている。足元が安定すると、ジャンプもスピードも変わるんだ」

プロの現場では、わずかなフォームの違いがパフォーマンスを左右します。足裏の支えを整えることが、ケガの予防や競技力の向上に直結しているからこそ、インソールは今や“当たり前の準備”となっているのです。

どんな人が使うといいの?部活をしてなくてもOK?

「じゃあ、部活してない人は使わなくてもいい?」

答えはNO。インソールは運動選手だけのものではありません。

通学で歩く、買い物で立ちっぱなしになる、授業中に姿勢を崩しやすい…実は、誰にでも“足の負担”は日常に潜んでいます。

たとえばこんな人にこそ、オーダーメイドインソールは効果的です:

  • 足がすぐ疲れる、だるくなる
  • 歩き方に癖があるとよく言われる
  • 膝・腰に違和感がある
  • 外反母趾や偏平足、かかとの痛みがある
  • 長時間立ちっぱなし・歩く機会が多い
  • 成長期にスポーツをしていてケガが心配

院長:「足の形や筋肉の使い方はみんな違うから、その人に合ったインソールを作ることで、靴が“味方”になってくれるんだよ」

使ってみたらどうなるの?変化に驚く声、多数

インソールは、履いた瞬間から「なんだかフィットするな」「立っててラク」という感覚を覚えることが多いです。ただし、真価がわかるのは“毎日使い続けたあと”。

院長:「ある女の子は“通学の坂道がラクになった”って言ってくれたし、別の子は“試合中に足が痛くならなかった!”って笑顔で報告してくれたよ」

中学生:「それ、ちょっと試してみたくなってきたな…」

一人ひとりの足を評価し、アーチやバランスを見ながら設計されたオーダーメイドインソールは、身体の土台を「自分専用の設計図」に整えてくれます。それが継続することで、足元から姿勢・疲労感・パフォーマンスまでも変わっていくのです。

家の“基礎”と同じ。見えないけど超重要な「足元への投資」

私たちは、家の「基礎工事」がどれだけ大事かを知っています。地盤が傾いていれば、どれだけ立派な家でも崩れてしまいます。

同じように、身体も「足元」が崩れていれば、肩こりや腰痛、膝痛、姿勢の悪化、運動時のケガといったトラブルが起こりやすくなります。

院長:「だからこそ、自分の足に合わせたインソールを入れるというのは、“自分の体に合った基礎工事”をするようなものなんだよ」

子どもも、大人も、高齢者も――足を使う人すべてにとって、“足元を整える”ことは、健康や快適な生活への第一歩です。

まとめ|平田接骨院ではNASYU社インソールの作製が可能です

平田接骨院では、専門的な足部評価をもとに、NASYU社のオーダーメイドインソールの作製を行っています。NASYU社はプロスポーツ選手の現場でも採用されている信頼性の高いブランドで、当院の院長も「ベーシックマイスター資格」を取得しています。

  • 足のアライメント評価
  • バランステスト
  • 使用目的に合わせた設計
  • 使用後のアフターケアまで対応

初めての方でも安心してご相談いただけるよう、体験やご説明も丁寧に行っています。

「自分に合った靴って何だろう?」「長く歩いても疲れにくい足にしたい」そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度、平田接骨院までお問い合わせください。

あなたの足元から、健康と毎日を変えていきましょう。ご来院、いつでもお待ちしています。

記事の監修者

平田接骨院 院長 平田健一郎(柔道整復師)

当院は、東広島に根ざした地域密着型の接骨院として、一人ひとりの「困った」に真摯に向き合っています。柔道整復師の国家資格に加え、インソールや運動指導に関する専門資格も取得し、的確な判断と施術を心がけています。最新機器を活用し、早期改善と根本ケアを両立。患者さまの生活の質を高めることを大切にしています。

保有資格・所属

  • 国家資格 柔道整復師(厚生労働大臣認定)
  • 公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
  • NASYU インソール ベーシックマイスター(2016年10月取得)
  • NISAC SAQ(スピード・アジリティ・クイックネス)レベル1 認定インストラクター(2003年3月取得)