スポーツ外傷・障害

スポーツ外傷・障害とは

スポーツ中に発生するケガには、大きく分けて「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」の2種類があります。スポーツ外傷とは、転倒や衝突など一度の強い衝撃によって起こる急性のケガで、骨折・捻挫・打撲・脱臼などが代表的です。一方、スポーツ障害は繰り返しの動作や使いすぎによって徐々に起こる慢性的な症状を指し、野球肩・ジャンパー膝・シンスプリントなどがこれにあたります。いずれも競技の継続に大きく影響を与えるため、早期の対応と適切な予防策が重要です。

当接骨院の特徴

平田接骨院では、スポーツによるケガに対して柔道整復師による保存的療法(非手術的アプローチ)を中心とした施術を行っています。院長自身が柔道経験者であり、競技に取り組む方の心理や身体の使い方を深く理解しています。そのため、症状の背景や競技特性に応じた対応が可能です。

また、微弱電流治療器「エレサス」や超音波治療器「イトー US-100」、ウォーターベッド型治療器「アクアキューブ」など、スポーツリハビリに適した物理療法機器を積極的に活用し、痛みの軽減と早期回復を図ります。地域の学生アスリートから一般競技者まで、再発防止と競技復帰を見据えた施術とアドバイスを行っております。

受付で問診票を渡している

スポーツ外傷・障害の治療のゴール

当院が目指す治療のゴールは、単なる痛みの除去ではありません。

  • 競技復帰への最短ルートを導くこと
  • 再発しにくい身体の使い方を身につけること
  • 心身両面の安心を得ること

を重視しています。

特に部活動や大会を控えた学生、社会人アスリートにとって、「どのタイミングで練習再開できるか」「無理をしても大丈夫か」は非常に重要な問題です。当院ではこうした競技者目線でのリハビリ設計を行い、一人ひとりのペースに寄り添った回復支援を提供します。

スポーツ外傷・障害への施術方法

【一般的な施術方法】

  • 急性期にはRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)
  • 関節の固定やテーピング、安静指導
  • 慢性期にはストレッチや筋力トレーニング、可動域訓練、フォーム修正指導

【平田接骨院での具体的アプローチ】

  • 微弱電流治療器(エレサス)による炎症軽減と神経反応の活性化
  • 超音波治療器(イトー US-100)で深部組織の治癒促進
  • ウォーターベッド(アクアキューブ)による全身調整とリラックス
  • 骨盤や姿勢バランスの調整でフォーム改善と再発予防
  • 段階的な運動指導と競技別のトレーニング再開計画

必要に応じて医療機関と連携し、画像診断や整形外科的フォローも適宜ご案内します。

スポーツ外傷・障害に対するガイドライン

スポーツ活動中のケガには「スポーツ外傷(急性外傷)」と「スポーツ障害(使いすぎによる慢性障害)」があります。いずれも、早期の正しい対応と、予防の意識を持つことが大切です。ここでは、厚労省や各種整形外科医会、スポーツ関連団体が推奨する考え方をもとに、基本的なガイドラインをまとめます。

1. 受傷直後の対応(スポーツ外傷)

RICE処置を速やかに行いましょう。

  • R:Rest(安静)  患部をできる限り動かさず、痛みを悪化させないように安静に。
  • I:Ice(冷却)  氷嚢や冷却材で患部を冷やし、腫れと炎症を抑えます。
  • C:Compression(圧迫)  包帯やサポーターで適度に圧迫し、腫れを最小限に。
  • E:Elevation(挙上)  患部を心臓より高く保ち、血流を調整することで内出血の軽減を図ります。

これらは48〜72時間以内の急性期に特に重要です。重症が疑われる場合は、整形外科の受診を優先しましょう。

2. 慢性的な痛みへの対応(スポーツ障害)

継続的な痛みや違和感がある場合、我慢せずに相談しましょう。

  • 原因となる動作・フォームの見直し  同じ部位に繰り返し負荷がかかることが多いため、フォーム指導筋力バランスの調整が不可欠です。
  • 運動量・練習強度の調整  無理なトレーニングやオーバートレーニングは禁物。休養日やリカバリーの確保を。
  • 体幹・柔軟性・全身バランスの強化  体の一部に負荷が集中しないよう、全身の機能向上が予防につながります

特に成長期の子どもや学生アスリートは、成長軟骨や腱付着部に炎症を起こしやすいため、慎重な対応が必要です。

3. 再発防止と競技復帰の判断

痛みがなくなった=完治、とは限りません。

  • 症状の改善だけでなく、関節の可動域・筋力・バランス能力の回復が重要です。
  • 復帰前には競技動作に近い動きで再確認を行いましょう。
  • 再発を繰り返す場合は、根本原因(柔軟性不足・姿勢・練習環境)を徹底的に見直す必要があります。

平田接骨院では、段階的なリハビリプログラムと再発防止の運動指導を行い、安全な競技復帰をサポートします。

4. 保護者・指導者の方へ

  • 子どもは痛みを我慢してプレーを続けがちです。「おかしいな」と感じた時は、早めの受診や相談を。
  • 勝ち負けだけでなく、生涯スポーツを楽しむ身体を育む意識が、長期的な健全成長につながります。

関連資料リンク(外部ガイドライン)

さいごに

スポーツ外傷・障害は、一度のケガと繰り返しの負荷のどちらでも起こりうる競技者の共通課題です。痛みがあるまま無理に続ければ、状態が悪化し、競技人生にも影響を与える可能性があります。

平田接骨院では、「競技を続けたい」「早く復帰したい」「無理はしたくない」といった複雑な思いにしっかり寄り添い、競技者に最も適した選択肢を一緒に考えるパートナーでありたいと考えています。

痛みや違和感を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。早期の対処が、競技人生を守る第一歩です。

記事の監修者

平田接骨院 院長 平田健一郎(柔道整復師)

当院は、東広島に根ざした地域密着型の接骨院として、一人ひとりの「困った」に真摯に向き合っています。柔道整復師の国家資格に加え、インソールや運動指導に関する専門資格も取得し、的確な判断と施術を心がけています。最新機器を活用し、早期改善と根本ケアを両立。患者さまの生活の質を高めることを大切にしています。

保有資格・所属

  • 国家資格 柔道整復師(厚生労働大臣認定)
  • 公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
  • NASYU インソール ベーシックマイスター(2016年10月取得)
  • NISAC SAQ(スピード・アジリティ・クイックネス)レベル1 認定インストラクター(2003年3月取得)